陸軍の野戦砲兵学校が置かれるなど、戦時中は軍都だった四街道市の風景を再現した「色鉛筆画でつづる四街道-エノキの物語-」

が9日~14日、同市鹿渡の市民ギャラリーで開かれる。

画家の福田芳生さん(76)が当時の写真などをもとに描いた作品約60点を展示する。福田さんは「戦時からの町の変化を記憶にとどめ、現在のあり方を考えてほしい」と来場を呼びかけている。

戦時中の白黒写真を色鉛筆で描いた「戦争と人間展」を開いている福田さん千葉日報引用

 今回は、江戸時代に参勤交代の大名行列の休憩所などに使われ、戦時には出征する兵隊らを見送ってきた「エノキの大木」を正確な筆致でよみがらせた。

 兵隊が常駐して敵機の監視をする「防空監視哨」として使われた木造の旧四街道小学校▽戦車や軍用トラックが行き交う表通りを敬遠した市民の生活道だった小道▽高さ30メートル近い煙突が地域の目印だったしょうゆ醸造所などを描いた作品も展示する。

 福田さんは「戦争に向かっていった当時の様子を、絵を見て思い起こしてほしい。世代を超えた交流の場にしてもらえれば」と話している。入場無料。問い合わせは同市社会教育課(043・424・8927)

毎日新聞